日本の公的年金の仕組みを知ろう
日本の公的年金は「2階建て」の仕組みです。1階部分が全員加入の「国民年金」、2階部分が会社員・公務員が加入する「厚生年金」です。
国民年金(基礎年金)
20〜60歳の40年間、満額納付すると月約68,000円(2024年度)を受け取れます。自営業者・フリーランスはこれのみ。
厚生年金(会社員・公務員)
国民年金に上乗せして受け取れます。現役時代の給与や加入期間によって異なり、会社員の平均は月約14〜15万円(国民年金含む)。
年金の平均受給額
| 対象 | 月額平均受給額 |
|---|---|
| 厚生年金(男性会社員) | 約16.6万円 |
| 厚生年金(女性会社員) | 約10.7万円 |
| 夫婦合算(会社員夫婦) | 約23〜27万円 |
| 国民年金(満額) | 約6.8万円 |
※2024年度データ。夫会社員・妻専業主婦の場合は遺族年金も考慮が必要。
✦ POINT
「ねんきん定期便」が誕生日月に届きます。「50歳未満」は現在まで納めた年金額の見込み、「50歳以上」は65歳から受け取れる年金額が記載されています。必ずチェックしましょう!
年金だけで生活できる?
65歳以上の夫婦2人の平均的な生活費は月約25〜27万円(総務省調べ)。会社員夫婦なら年金で生活費をほぼカバーできる場合もありますが、個人差が大きく、住居費・医療費・余暇費用によっては不足する可能性もあります。
年金を増やす3つの方法
- 繰り下げ受給:受給を1ヶ月遅らせるごとに0.7%増額。75歳まで繰り下げると最大84%増
- 国民年金の付加保険料:月400円を追加で払うと年金が月200円×加入月数増額
- iDeCoで上乗せ:会社員は月2.3万円、自営業者は月6.8万円まで積み立て可能
✦ NOTE
繰り下げ受給の損益分岐点は80歳頃。健康に自信があり、働ける間は収入がある方には有効な選択肢です。
この記事のまとめ
- 年金は「国民年金(基礎)+厚生年金(会社員加算)」の2階建て
- 会社員の平均受給額は月14〜16万円(国民年金含む)
- 受給額はねんきん定期便・ねんきんネットで確認できる
- 繰り下げ受給で最大84%増額できる
- 不足分はiDeCo・NISAで補うのが鉄則